何度目かの再読をし、今回は「第三章 戦略的思考方法の国政への応用 > ニュージーランド沖の日本イカ船団 」の章に感動しました。
あらすじ
どういう話かというと、日本がニュージーランド沖でイカが取れると聞き、日本の漁民がこぞって漁をしてしまう。そして、ニュージーランドから日本が非難される問題について、どのように問題解決を進めていくかという例が解説されていました。(架空の問題でしょうか)
感想
私がもし、その問題の解決者の立場だったとすると「えいや!」で決めて反発されてしまいそうですが、そうではなく現状把握から実行計画までの道筋がしっかりと示されていて参考になりました。ここまでされたら関係者も納得して進むだろうなと感じました。
どこから手をつけていいかわからないような問題まで、道筋立てられるのは、さすが「企業参謀」というだけあるなと思いました。
もっとも本質的な問題は、基礎データがひとたび集まった場合に、それをどのように処理し、分析し、合成し、結論を出すかということである。
まさにその通りで本質的な問題解決者になりたいと思いますが、現状は目の前の山に登るのが精いっぱいです。。。
最近、DX(デジタルトランスフォーメーション)しろDXしろと言われますが、こういう問題解決と繋げるのがいいんだろうなと思います。大前研一さんのDXの例なども探してみたいと思います。
【2021/12/6 追記】私のような大前研一ファンを狙った本(DX革命)が出ていましたが、レビューを見て購入はやめました。タイトルに大前研一はついていますが、他の人のも多く含まれているようでした。大前研一さんについては、DXにこだわらずに問題解決思考や分析されている内容を参考にするのがよいかと思いました。
外部リンク
上2つも無料で最後まで読めるのでありがたいですね。